学習塾を開業!最初の生徒はどう集客する?

学習塾を開業して生徒がくるのかという不安。

いよいよ学習塾を開業する。わくわくします。でも正直なところ、ちょっと懸念があるのでは?

それは、開業するはいいが、果たして生徒はくるのか?ということ。

わかります。わかりますよ。学習塾開いたって生徒が誰もいなければ開店休業状態ですから。

生徒が一人も来てくれなかったらどうしよう。生徒が誰もいなければ授業もできず、実績も作りようがない。せっかく開業したのにそれでは困ります。

りきち
今となっては杞憂でしたが、開業前は不安で不安で仕方なかったのを覚えています。

まぁ、人間は不安だから色々がんばるんです(笑)。色々がんばりました。

結論から言いますと、やることしっかりやれば開業直後でも多少なり問いあわせは来ます。安心してください。

問いあわせをくれる家庭は、入塾してくれる可能性がある。開業してからの問いあわせは心の底から嬉しいですよ。

生徒を獲得するチャンスは、開業してすぐでもちゃんとあります。その機会をできる限り増やすために、ここでは開業前からやっておくべきことを説明していきます。

※そもそも何を持って開業とするかという話もありますが、ここでは授業が開始できる段階をもって開業とさせてください。

まずは4人生徒を集める。そのために学習塾の開業までにやること。

え?たった4人だけ?少なくない?と思った方。正直に手をあげなさい。怒らないから。

失礼ながら、手をあげた方はきっとまだ学習塾開いていないでしょう。

学習塾をやっている人間であれば、軌道に乗る前に4人の生徒を獲得することがどれだけ大変か身にしみてわかっています。

りきち
ネット上には開業直後から何十人集めたという話もあります。その真偽はともかく、一部の大成功の例を参考にするのも…ね。

何十人集めるったって、どんな学習塾も必ず最初は1人の入塾から始まるのです。それが積み重なって何十人になる。

千里の道も一歩から。どんな大きな目標も、まずは身近なところに全力を注いでいくのです。

そのためのまずは4人。開業時に4人いれば学習塾としての体裁は保てます。最初に入塾してくれる生徒達は、あなたの塾の試金石。がんばって集めましょう。

学習塾名の入った看板の設置。

学習塾の看板を制作し、教室の前に設置。看板の設置は何をおいても真っ先にしてください。テナントの都合があったとしても、交渉してみる価値はありますよ。

なんとなくですけど、

本棚がテキストで埋まった!

机と椅子も届いて教室ができた!

あとは外に看板をかければ完成だ!

こんな流れが私のイメージでした。

先に看板。先に看板です。いいね?

教室が開いていなくても、今までなかったところに学習塾の看板ができれば、

保護者
今度ここに学習塾ができるのね。

と周りの人はわかってくれるんです。少しでも記憶に残るんです。

近所で改装工事している店舗見たとき、

りきち
何のお店ができるんだろう?

と気になりませんか?

何のお店かわからなければ、ただの工事しているお店としか認識されません。気がついたら工事が終わって開店してたなんてこと、あるでしょ。

そんなときに看板だけでも出ていれば、

りきち
あ~!焼肉屋ができるのかぁ!いいねぇ。

となります。とりあえず認識が残るのです。

人間、疑問に思ったことに結論が出れば印象に残ります。疑問だけなら一瞬で忘れるのです。だってほら、昨日疑問に思ったこともう忘れてるでしょ?なんだっけねあれ。

教室はその場を動けません。いきなり学習塾がポッとできても、その場所に学習塾があることが周知されるまで時間がかかります。そしてまた授業ができず改装中で看板かけてなくても、固定費は出ていきます。

何かの用で近くにきた学習塾を探している保護者が、あなたの教室の前を通るかもしれません。しかし外から学習塾だと認識できなければ選択肢にすら入れてもらえません。

開業してから認識されるより、開業前から1日でも早く認識されていた方が費用的にも機会的にもロスが少なくて済むのです。

登下校中の子ども達が看板を見て “今度あの場所に塾ができるみたいよ~” なんて休み時間に話してくれるかも。

りきち
もちろんその子達が入塾するかどうかは別。でも、実績知名度ゼロのあなたの学習塾のことを話に出してもらえるだけいいのです。

まず、知ってもらう。検討はそれから。そのため第一歩が即座に学習塾の看板を掲げることです。

取り付けられた看板を見ると、だいぶモチベーションがあがりますよ!

学習塾のホームページとブログ。

看板の設置が終わったら、ホームページとブログを作りましょう。というかほぼ同時進行で。むしろ学習塾を開業の計画段階で作成してしまってもいいかもしれません。

なぜなら、学習塾のホームページやブログを作成してもGoogleやYahoo!の検索にひっかかるまでには結構なタイムラグがあるからです。

りきち
ホームページの作りにもよるのでしょうが、作ってすぐにはなかなか検索にあがってきません。忘れた頃に引っかかるようになってますけど(笑)。

せっかく学習塾のホームページを作っても、誰にも見てもらえないんじゃなんの意味もない。

素人仕込みのホームページでは、いつまで経っても検索に引っかからないなんてことにも。なので、専門的なことはプロに頼むのが懸命でしょう。気軽に相談できる人を探しましょう。

検索にひっかからなくても、チラシや看板にQRコードみたいのを載せてホームページに飛ぶようにする方法もあります。

ただ、理想は何気なく検索したところからあなたの学習塾のホームページにたどり着くこと。そうすることで潜在的な生徒を発掘できるのです。

また、ブログも早々に作って記事を書きためていきましょう。自己紹介でも教育論でも指導法でも何でもいいです。

当たり前ですが、できたばかりのブログには何の記事もありません。せっかく入塾を検討している家庭がブログを読もうとしてくれても、記事がなければそのままとんぼがえりです。

せっかくたどり着いたのに、記事のないブログほどげんなりするものはないですよね(自戒)。

教室がスタートしたあとは、ブログは当然続けるもの。しかし教室を開く前から記事を書いておくことも重要です。

あるいは、ブログに教室を作っていく過程を載せても面白いと思います。学習塾の内部ができあがっていく様子なんてなかなか見られないですからね。やればよかったなぁ。

新聞折り込みチラシ。

インターネットが主流となった現在、折り込みチラシの反応度は年々下がっていると言われています。我々学習塾がターゲットにする年代の子どもがいる世帯では、そもそも新聞を取っていない家も少なくありません。

しかし、新聞折り込みチラシはまだまだ効果があると思います。

特に開業時は、近くに学習塾ができた!というのを不特定多数の人に知らせることができるのです。

別に子どもがいる家庭が見なくてもいいんです。あぁ学習塾ができるのねくらいの感覚でもいいんです。とにかく、一人でも多くの人に知ってもらう。例えどんな人でも。

そこから生まれる縁もあるかもしれません。誰がどうつながっているかなんてわかりませんからね。

りきち
私の場合は、チラシを見た生徒のおばあちゃんが連絡をくれて入塾につながりました。生徒宅は新聞をとっていなかったようですが、こういうこともあります。

小中学生であれば、基本的に学習塾へは歩きか自転車で来ます。そうするとチラシを折り込む範囲は半径1キロ圏内くらいでしょうか。

地域にもよるでしょうが、範囲を絞って折り込めば思ったより費用はかかりませんよ。

ポスティング。

家やマンションのポストひとつひとつにチラシを入れていくのがポスティング。地道な作業です。ポスティングを請け負ってくれる業者もあります。

しかし専門的な知識が必要なホームページの作成などとは異なり、ポスティングはとことこ歩いてポストにチラシを入れるだけ。

生徒が増えて時間が惜しくなったならともかく、最初は自分で歩いてやりましょう。節約できるところは節約するのです。お金はなくても時間はあります(泣)。

ポスティング、最初は度胸が必要です。おっかなびっくり。が、20分もすれば慣れます。ただ集合住宅によってはポスティング禁止と書いてあるところもあるので、トラブルにならないように。

ポスティングの最中に住民に出くわしたら、もちろんあいさつと自己紹介。間違っても逃げるんじゃないぞ。

また、あまりじろじろ見るとあれですが、置いてある自転車などで何歳くらいの子どもがいるかがわかります。

実際に自分で歩いてみることで、どのあたりに子どもが多いのかなども把握することができます。何度かポスティングを重ねるにつれて、無駄のないルート構築ができますよ。

地元で開くにしても、かつて歩いた記憶とは大きく状況がちがっていることもあります。記憶の更新、情報の更新は大事です。

生徒が集まってポスティングを業者に頼むようになっても、その経験は活きてきます。

りきち
私の学習塾のポストに他の学習塾のチラシがポスティングされてました。宣戦布告か?おぉ?

たぶん業者でしょうけど(笑)。業者はある意味機械的に仕事をこなしますからね。

知り合いに声を掛ける。

もし知り合いに対象学年のお子さんがいたら、声をかけてみましょう。あわよくば入塾してくれるかもしれません。

ちょっとくらいの間はサービスして授業してあげてもいいかも。にぎやかしやサクラじゃないですが、生徒がいるだけで学習塾に活力が生まれます。

生徒が0人と生徒が1人では、学習塾としてのオーラが全然変わって来ます。生徒がくるとわかりますが、たった1人でいきいきとしてくるんですよ。

また、もし知り合いにお店をやっている人(美容院とか)がいたら、そのお店にチラシを置かせてもらえないか頼んでみましょう。来たお客さんの目に確実に入るという意味では、ダメで元々でもお願いする価値はありますよ。

りきち
何もせずに待っていても生徒はきません。時間が経てばお金はどんどん出ていきます。できることはとにかくやりましょう。

何を当たり前のことをだって?

上に書いた5つ。人によっては何を当たり前のことをって思われるかもしれません。

でも、当たり前のことを当たり前にやらない学習塾の人間ってホントに多いんですよ。

何かにつけて先延ばしにしたり、もっともらしい理由を考えてやらなかったり。それでいて生徒が来ないと悩んでるんです。

やらないから生徒がこないのか、言い訳ばかりする性格だから生徒が来ないのかはわかりませんが、開業してそのまま廃業するのはこのケースが多い。

独立開業するなら、まずは色々やってみる。これに尽きます。やってダメなら次考えればいい。やったことは必ず糧になりますから。

今の時代、学習塾の集客に門前配布はおすすめしません。

門前配布といってピンときますでしょうか。学校の門の前で学習塾のチラシを配布するのです。もんぱいと言ったりします。

その昔、消しゴムとかクリアファイルとかを学校の前でもらった記憶はありませんか。あれですあれ。

少し前までは学習塾の生徒を獲得するためにどの学習塾もやっていました。現に私も雇われ時代はすっごい嫌々やっていました。

個人的に今現在門前配布をやるのはおすすめしません。リスクが高すぎます。

何かと物騒な時代の現在、学校の門の前で待ち構えている大人がいるって…不審者一歩手前です。しかもビラを押しつけてくるという。

現代の子が、見知らぬ人からものを渡されて受け取るかって話。学習塾が欲しいしっかりした子ほど、そういうのだいぶ厳しくしつけされてるでしょ。

下手打つと教員や保護者に注意されて終わりです。集客どころか、悪い評判を生むだけ。

また、たまたま受け取った生徒がいたとしましょう。その子、チラシをそのまま家まで持って帰ると思いますか?嫌な話、プレゼントの消しゴムやクリアファイルだけ取って中身はそのへんにポイなんてこともあります。

あなたの学習塾名が入った紙がそのへんに捨てられる可能性がある。風で飛んで庭にでも入ってきた日には文句の一つも言いたくなりますよね。

門前配布は、ターゲットを絞るという意味では確かに完璧なんです。近くの学校に間違いなく通っている子どもにチラシを配れるんですから。

しかし何かとおおざっぱだった昔古き良き時代とは異なり、現在の感覚では門前配布は敬遠されても仕方ありません。

街中でチラシを配るのならまだしも、あきらかに出てくるのを待ち構えて配るんですからね。子ども相手にそれはどうなのよと。

そもそも、校前でのそういった活動を禁止している学校も少なくありません。どうしてもやるとなっても、そのあたり気をつけてくださいね。

言うまでもなく、生徒の引き抜きは絶対ダメ。

引き抜きとは、勤務している学習塾で現在教えている生徒に“今度学習塾作るからそっちにこない?”と勧誘することです。

そりゃ普段から接していれば、生徒とも色々話やすいですからね。

引き抜きはダメです。絶対トラブルの元になります。というか道義的にダメ。教育するのよ私らは。

たとえ今の学習塾がブラックな状態で不平不満があったとしても、生徒引き抜いて一泡吹かせてやろうとか考えないんですよ。いいね?

道義的な理由もそうですが、引き抜きで転塾してしまう家庭側も…言葉悪いですが、ちょっと難ありだと思います。

私は引き抜き嫌いです。されたら嫌ですし。正直している人を見たら距離を置きます。

しかし引き抜きの勧誘に乗った家庭ということは、引き抜きしてもいいと価値観を持っているということ。あなたのところへ通ったとしても、また勧誘があれば乗ることもありうるということ。

人間の周りには、その人と近い価値観の人が集まります。あなたが引き抜きをしていたという噂が立った日には、引き抜きを否とする家庭は集まらなくなります。

りきち
価値観は自由ですけども…ね。

また、特に学習塾に勤めたての人は、ちょっと面白い話をして生徒の心をつかむと自分はすごい人気があると思い込みがち。そりゃ頼ってくれる生徒は可愛いですからね、わからんでもないです。

しかし、いくら普段話しているとはいえ、急に勧誘されれば生徒も不信感を持ちます。だって生徒にしてみれば慣れた教室から連れ出されることになるんですよ?

りきち
しかも身近な大人から急に。断ったら気まずいし。その後の授業どうすんのって話。

勤めている学習塾で人気がある(と錯覚する)のは、大体その学習塾の看板やバックボーンのおかげ。

定期的な集客プランがあり、教室があり、備品があり、小テストやカリキュラム、書類のテンプレートもあり、保護者対応のマニュアルもあり、下手すれば事務をしてくれる人もいる。勤め人のときは、それだけのお膳立てがあって授業をしているわけです。

いざ裸一貫で独立して、いきなり同じようにできます?

もし引き抜きで連れてきた生徒がいたとしたら、きっとその子は失望しますよ。前と全然違うって。すぐ辞められても文句は言えません。で、その評判が広まって…アウト。

保護者
引き抜いたのにあれじゃあねぇ…口だけだったのかしら。

おぉ、怖。引き抜きってヘッドハンティングと同じで、期待のハードル相当あがりますしね。

人の褌で相撲を取っていては、いつまで経っても自営業に必要な心構えが身につきません。

何もない状態から、0から自分で学習塾を作りあげるのです。そうして自然と来てくれた生徒の方が、不思議と教室の発展に貢献してくれますよ。

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