
目次
必ず生徒には年賀状を出す!意外と出さない学習塾が多い。
新年が近づくと考えなければならないのが年賀状。友人やお世話になった人に出さなきゃとなる人は多いと思います。
もちろん、あなたの学習塾に来ている生徒にも年賀状を書きましょうね。絶対に書いた方がいいですよ。
生徒数が増えてくると年賀状を書くのにも手間がかかるせいか、生徒に年賀状を出す学習塾は少ない気がします。用意するの楽しいんだけどなぁ。
なんとなくでも、出した方がいいかな?って思いますでしょ。めんどくさい以外に出さない理由ないでしょ?
みんながやっていないことは、やった方がいいんです。開業して日の浅い新参学習塾なら尚更ね。
なんやかんや、生徒達も年賀状がもらえると嬉しいんですよ。生徒が喜ぶことなら多少の手間でもやってあげましょう。
また、多少打算的な話になりますが、年賀状は生徒の家のポストに配達されますので、生徒に年賀状を出せば学習塾からの新年のあいさつが保護者の目にも留まるのです。
保護者は働いている社会人。年賀状の意味合いは十分にわかっているはず。これはもう出さない理由はないでしょうよ。
学習塾の教室にくるのがは基本的に生徒のみ。保護者がくることはほとんどありません。
面談や多少のやりとりがあるにしても、保護者にしてみれば、学習塾が我が子にどう接しているかよくわからないのです。
生徒に年賀状一枚出すだけで、全然印象が変わります。自分の子のために書いてくれたわけですからね。
学習塾を卒業した生徒にも年賀状を出そう!卒業=終わりではない。
現在あなたの学習塾に来ている生徒に対して年賀状を出すのはもちろんですが、ぜひ卒業をした生徒にも年賀状を出してあげてください。
“学習塾を卒業=関係が終わり”?それじゃ寂しいじゃないですか。学習塾に来なくなっても元気かどうか気になりますよ。いっしょにがんばったんだもの。
でも、卒業した後も結構みんな返事くれるんですよ。7割くらいの子は今でもやりとりしています。
卒業して進学して、やりたいことが見つかった!なんて聞くと、こっちも元気がもらえるんです。ほぉ~あの子がねぇ、みたいな(笑)。
成人式のあとに顔を見せにきてくれたり、就職が決まって報告に来てくれたり、純粋にこちらも嬉しくなりますよ。
卒業生とのやりとりを大切にしている学習塾って、雰囲気が素敵な学習塾が多いのです。ん?雰囲気がいいから卒業生がくるのか?どっちでもいいわ。
まぁ本当に単純に励みになるので卒業生にも年賀状は出しましょう。おすすめですよ。
そして副次的な効果として、口コミの威力にも(笑)。
結局、卒業生とて年賀状を見ればあなたの学習塾のことを年一回思い出してくれるわけです。返事を書いてくれるということは、あなたのことを悪くは思っておらず、良く思っているんですよ。
卒業生が増えるごとに、そういう人が増えていくんです。もちろん時間はかかりますが、これは宣伝より効果絶大。あなたの学習塾を実体験した人達ですから。
親戚の集まりとか、同窓会とか、何かの拍子に話をしてくれるかもしれませんよ。世の中何がどこでどうつながっているかわかりませんからね。
また、私は一人でやっているので正確なことはわかりかねますが、もし将来人手が足りなくなって講師を雇おうとしたときに卒業生が力になってくれるかもしれません。どこぞの馬の骨を雇うより、人となりを知っている元生徒の方が安心感もありますでしょうよ。
必ず手書きのメッセージを入れること。印刷オンリーダメ絶対。
年賀状、宛名や裏のデザインを印刷するのは全然有りだと思います。全部手書きじゃ本業に支障が出かねません。
ただ、裏に必ず手書きのメッセージを添えましょう。三言四言くらいでいいですから。
少しも手書きがない年賀状はダメです。裏のメッセージまで印刷して投函するだけのは絶対にダメ。
だって、もらったらどう思います?
保険屋とか住宅屋とか教材屋とか、印刷しただけのはがきをよくくれますね。見て一瞬で終わりじゃありませんか?
確かに印刷すると綺麗なんですよ。でもどうしても暖かみみたいのに欠けるんです。
古い考え方かもしれませんが、手書きのメッセージというのはその人のことを考えて書くものだと思います。
自分のことを考えて、手間をかけて書いてくれた。だから手書きのメッセージって読んでしまうんですね。ラブレターとかも?もらったことないからわからんぞ?
先に言ったように生徒への年賀状は保護者の目に入ります。年始一発目の挨拶が印刷オンリーだったら、そこらの業者と同じ扱いになってしまいますよ。
誤解を招く言い方ですが、本音を言います。
印刷しただけの年賀状って、とりあえず出しましたよ感がすごくないですか?機械的というか。ダイレクトメールと同じじゃないか?
そんな人間に自分の子を預けたいですか?という話。
もちろん、手書きをすると労力はかかります。でもそれだけの意味はあると思いますよ。年始の挨拶、年賀状ってそういうものでしょう。
…なので、用意は12月入ったらすぐとか早めにしましょう(自戒)。
喪中とわかっている生徒の家には寒中見舞いを。
年賀状はおめでたい新年の挨拶なので、喪中の人に出すのは配慮した方がいいと言われています。
…まぁ子どもの生徒達にはあまり関係がないでしょうが(笑)。
でも例えばその年に、
といった連絡をいただいていたのなら、その生徒には年賀状ではなく寒中見舞いにするのもいいかもしれません。保護者から直接不幸があったと聞いたわけですから。
また、小学生あたりであれば“喪中とはこういうもの”と身近な生活の中で知ることができます。
喪中だから年賀状を出さないとなると生徒も寂しいので、代わりに寒中見舞いを出してあげましょう。細やかな心遣い、大事です。
LINEだメールだ便利な時代だからこそ、生徒との年賀状を大事にしたい。
今は文明が非常に発達し、LINEやメールで簡単に他の人とやりとりができます。
新年のあいさつもご多分に漏れず、一斉送信の“あけおめメール”や専用のスタンプの“あけおめLINE”で済ませてしまう子ども達も多いです。
私は子どもの頃、元旦の郵便配達の人を待ちわびるほど年賀状が大好きでした。先生やクラスメイト達がどんな年賀状を作って、何を書いてくれるのか、毎年とても楽しみだったのです。
なので最近になって年賀状文化がちょっと廃れ気味なのが寂しい。LINEやメールが広まった結果、年賀状をほとんど出さない子ども達もいます。
私が学習塾という立場で生徒に年賀状を書きますが、別に生徒からの返事の有無は気にしていません。
ただ、LINEやメールを使いこなしている子ども達に“年賀状ってこういうものだよ”と知ってもらいたいのです。
そもそも年賀状がどういうものか知らなければ何も始まりませんから。
それを知ったなら、あとは個人の自由です。考え方やとらえ方は人それぞれありますからね。
その上でLINEやメールで新年のあいさつをするのも全然良いと思います。
同じ結論であっても、最初から選択肢がひとつだけなのと、選択肢をいくつか知っていて、その中からひとつ選ぶのでは全く意味合いが変わってきます。
年賀状をもらった感情を知ることで、LINEやメールの新年のあいさつにも良い変化が出るかもしれません。視野が変わります。
もらう側と受け取る側、相手の立場に立って考えるようになると子ども達にとって大きな成長になるのではないでしょうか。
年賀状、みんな出しましょ!