
目次
学習塾経営の悩みの種、インフルエンザの対策は?
自分で学習塾の経営をする。つまり自分の代わりは誰もいない。
あなたが作った学習塾です。あなたが仕事しないと、誰もやってくれません。
そこで問題になるのがインフルエンザ。特に晩秋から初春は戦々恐々です。近所の学校で、毎年必ずといっていいほど学級閉鎖が出ますでしょ。
万一、インフルエンザにかかってしまったら授業どころではありません。ふらっふらで頭なんて働きませんよ。
というか、言うまでもなくインフルエンザとわかった時点でそもそも教室開いちゃダメです。あなたが原因で子どもが感染したなんて疑われた日には、信用問題になります。入試が近い時期ですしね。
幸いにも学習塾という職業は、世間様とは実働時間がずれています。なので満員電車とかアフターファイブの人混みでインフルエンザをもらうということはあまりありません。
問題は教室に来る生徒達なのです(失礼)!小学校や中学校なんて、人口密度で考えれば人混みと同じレベルですよ。誰か一人ゴホゴホしようもんなら大変。兄弟姉妹で片方だけインフルエンザで、元気な方は教室へくるなんてこともあります。気を抜いてたらやられますよ。
その延長線で我々の学習塾の教室へ来るのです。さぁデリケートな我々はどうしようねという話。
全くのすっぴんでインフルエンザと戦える人はいいでしょうけど、できる限りリスクを減らすのが個人事業主としてあるべき姿だと思います。
ここでは私が採用している方法も含め、インフルエンザの対策を述べてきます。
第一の対策。インフルエンザの予防接種。
注射は好きですか?私は嫌いです。好きな人いるのか注射って。
でもインフルエンザの予防接種は我慢して注射してもらいます。インフルエンザにかかる方がもっと嫌だし。
流行の時期が近づけば、ほとんどどの病院でもやってくれます。かかりつけの病院に聞いてみましょう。
何気にインフルエンザの予防接種は病院によっても値段がちがうので、費用を抑えたい人は周辺病院の情報収集するのもいいと思います。
土曜日に行くと混み合っていたり受験生の生徒に出くわしたりするので、空いている日中に行くのがベストです。昼間動けるのは学習塾人間最大のメリットですね。
子どもと接する仕事である以上は、インフルエンザの予防接種は必須でしょう。とりあえず打っておけば幾分安心感があります。
予防接種打ったっていっても、インフルエンザかかるときはかかりますけどね(経験談)。
まぁ、すぐできることなのでやっておきましょう。
第二の対策。生徒も含めて手洗いうがい。
おとなもこどもも、おねーさんも、昔から散々言われている体調管理法。
それは手洗いうがいです。もうこれに勝るものないんじゃないかな。
私の教室では、11月~3月はまず教室にきたら手洗いうがいをしてもらいます。
プッシュ式のうがい薬(味を2種類)と紙コップをスタンバイ。
↓例えばこんなの(下記リンクは楽天市場に飛びます)。
キレイキレイ うがい薬 フルーツミント ピーチ味(200mL)【KENPO_13】【キレイキレイ】
キレイキレイ うがい薬 フルーツミント アップル味(200mL)【KENPO_13】【キレイキレイ】
ハンドソープとペーパータオルも完備です。
↓今は両面テープや磁石でペーパーホルダーを固定できます(下記リンクは楽天市場に飛びます)。
消耗品費は跳ね上がりますが、まぁやむなし。
むしろ、教室にきた保護者の方が感動してくれることのが多いので、宣伝的にプラスととらえています。誰だって我が子に元気でいて欲しいですからね。
もちろん毎日私も手洗いうがいです。率先してやりますよ。
これ不思議なことに、11月~3月は教室へ来たらまず手洗いうがいしてねと言うのですが、それ以外のシーズンもみんなやるようになります。新しく入塾した子も、一冬越えれば習慣化です。嬉しい誤算。
第三の対策。除菌スプレーで各箇所の拭き上げ。
インフルエンザは基本的にせきやくしゃみなどで飛沫感染する感染症です。
しかし、ドアノブなどの環境表面を介してもインフルエンザに感染することがあるとか。
表面の形にもよりますが、ドアノブなどについたインフルエンザウイルスは半日以上感染力を保ったままなのです。これは非常に危ない。
なので、インフルエンザシーズンは生徒が多く触る机と椅子とドアノブは毎日除菌スプレーで拭くことにしています。
↓私はこれ買って適当なスプレーボトルに詰めて使っています(下記リンクは楽天市場に飛びます)。
ドーバー パストリーゼ77 スプレーヘッド無し(5L)【パストリーゼ77】
我々がインフルエンザにかからないようにするのとともに、生徒間でもインフルエンザが蔓延しないようにすることも大切です。
これくらい対策をしているぞ!とブログなどに載せてもいいでしょう。保護者の方は我が子の安全には敏感ですよ。
第四の対策。空気清浄機。
インフルエンザの予防には換気が大切!
なぁんてよく書いてありますけども、夜がメインの学習塾にとっては冬に換気しようと窓を開けたら寒いのなんのって。室温もどんどん下がるので、暖房代がぐんぐんです。
自動車や電車など外からの騒音もありますので、学習塾の教室で窓を開けるのは現実的ではありません。
そこで必要になるのが空気清浄機です。換気しなくても空気を綺麗にしてくれます。素晴らしいわ。
空気清浄機自体の見てくれがいっしょでも、それぞれパワーがちがいます。教室の広さにあったパワーのものを選びましょう。安いからって飛びつかない(自戒)。
ダイキンのものになりますが、こんなフィルターもあるようです(↓下記リンクは楽天市場に飛びます)。
ダイキン DAIKIN 【空気清浄機用フィルター】 (バイオ抗体フィルター) KAF029A4[空気清浄機 交換 フィルター KAF029A4]
対応機種は確認してください。これつけてからあまりインフルエンザにかからなくなったので、多少なり効果はあるんじゃないかな。
また、ちょっと高いですが加湿器付きの空気清浄機もあります。でも個人的には水の容器周辺の掃除が大変なので、普通の空気清浄機で加湿器は別に置くことをおすすめします。
第五の対策。湿度計と加湿器。
部屋の空気が乾燥すると喉の気道粘膜も乾燥してしまい、防御力がダウンしてしまいます。そうするとインフルエンザにかかりやすくなりますね。
お日様のない夜が授業の時間帯である以上、冬は教室に暖房をばんばん効かせます。寒いもん。しかしその分、どんどん湿度が下がっていきます。周辺環境にも左右されそうですが、湿度計を置いてはかってみてくださいな。
厚労省はインフルエンザの予防について、湿度50~60%を推奨しています。30%じゃとても戦えません。
湿度が足りないなら湿度を足せばいい。そう、加湿器です。今や色々な加湿器がありますね。おしゃれなのとか。
教室で使うのなら、3~4Lくらい水が入る大きいサイズがいいと思います。
また加湿器には“水を熱して蒸気にするスチーム型”と“水を振動させて霧にする超音波型”がありますが、教室に置くなら私は超音波型を推します。
スチーム型は確かに衛生的には素晴らしいのです。水の中の菌とかカビとか熱で殲滅しますから。しかし要は常にお湯を沸かしている状態なので…毎日使うとその…電気代がですね…結構グレートな感じに。授業の時間は数時間でも、生徒がくる前から教室暖めて加湿し始めますからね。
スチーム式は加湿器本体の値段も高めです。というか沸騰させる熱を生み続けるわけですから、あまり安いのも逆に怖いわ。
反対に、超音波型の電気代は安いです。あってないようなレベル。しかし、沸騰させるわけじゃないので、ぬめりや赤カビなどの汚れが加湿器内に発生しやすい。なのでそこは時々洗ってあげましょう。でも、こういうの(↓)入れると若干緩和されます(下記リンクは楽天市場に飛びます)。
UYEKI ウエキ 除菌タイム 加湿器用 液体タイプ 1000ml【wtnup】
何より空気のダイレクトな除菌にもなりますので、多少の気休めにもなります。
あとあまり大きな声では言えませんが、超音波式の加湿器は本体もそこまで高価ではありません。なのでぶっちゃけ、奥の汚れなどが掃除しずらいようならワンシーズンで交換するのもありだと思います。
風邪やインフルエンザ対策に湿度は重要ですが、あまり空気が乾いていると単純に生徒達の集中力に関わります。
湿度計を気にして、快適な空間を作ってあげたいですね。
第六の対策。クレベリンとかそれ系。
据え置きタイプの空間除菌剤もあります。有名なのはクレベリンでしょうか。一時期効果や安全性を騒がれはしましたが、確かに効果があるような気はします(↓下記リンクは楽天市場に飛びます)。
ただ個人的に病院の消毒薬みたいなニオイが少々きついような…私だけかなぁ。生徒達から物言いがついたら、置く場所を変えるなど対策をとりましょう。
なので私はペン型や名札型など小型のものを身につけるくらいに留めています。外出時にも役に立ちますよ。
あとは、衣類やカーテンなどにこういったのをシュシュッとしておくとか。ウイルスを家に持ち帰らないためにもいいかもしれません。
できることは全部やった方がいい。
インフルエンザの対策、色々あげてみました。
びびりすぎと思いますか?でもこれ実際インフルエンザになったら本当に笑えないんですよ。
診断が出たらほぼ1週間は授業ができません。テスト前だったりしたらもうね。学習塾としての責任がね。
保護者も生徒も多少心配はしてくれるでしょうが、大事な時期に何やってんのと思われてしまいます。お金を払っているんだもの。
おやすみの分の授業を消化するのだって、生徒側も負担になってしまいますよ。
“体調管理も仕事のうち”
この考えには賛否両論がありますが、個人で仕事をしている人間にしてみればまさにその通りなのです。誰も代わりの人間はおらず、仕事が滞り信用に関わる。体調管理ひとつで仕事を失う可能性もある。最終的に一番困るのは自分ですから。
予防対策をやっとけばよかったじゃあとの祭りです。やれることは全部やって、少しでもインフルエンザにかかる可能性を減らしておきましょう。