
学習塾経営するなら我慢。
たばこもお酒もパチンコも、個人の趣味としてなら私は否定しません。何事も、誰かに迷惑をかけなければ基本的に自由でしょう。
ただ個人の自由とはいえ、子どもを相手にする学習塾の経営をするとなると話は別です。
たばこやお酒、パチンコを今現在嗜んでいるのであれば、学習塾を開業する前に控えるようにしてください。これらは学習塾においてマイナスにしかなりません。それも強力なマイナスにしか。
もしそれでストレスを発散しているのなら、他にストレス解消法を見つけてください。とにかく即刻やめるの。
たばこダメ。即座に禁煙。
私は生まれてこの方たばこを吸ったことがないので、喫煙者の気持ちがどんななのかはわかりません。
一箱500円くらいするのを毎日のように買う。リッチだなぁ。
たばこで何が一番ダメって、いわずもがなニオイです。
吸わない側からすると、たばこ吸う人ってそばにいるとニオイがすごいなぁといつも思います。
そりゃニオイに好き嫌いあるでしょうよ。しかし吸わない人からすればたばこのニオイは気持ちのいいものではありません。つまり、子ども達はたばこのニオイ100%大嫌いです。
特に思春期の女の子なんて、たばこのニオイに嫌悪感しか抱きませんよ。
むしろ喫煙者がいるとたばこのニオイが洋服について、それを友達に言われたりしますからね…。たばこに対するマイナス感はすごいです。
自身の小中学生時代を思い出してください。服や口からたばこのニオイがする先生、なんとなく近づきたくなくなかったでしょ。
リセッシュしたりガムかんだりしてもニオイは取れてませんよ。自分はわからなくなるだけで、周りはわかってます。
ある程度距離とって会話をしない仕事ならまだしも、近くで話して指導をするのが我々の仕事。
集中力を削ぐのが予想できながら対応しない時点で、教育に携わるものとしてどうかと思います。
また、保護者に対してもたばこは強烈なマイナスイメージを誇ります。
基本的に学習塾とやりとりをするのは母親です。女性です。そこでこちらをごらんください。
女性のうちの8.7%しかたばこを吸っていない。もうね、女性はほとんどたばこ吸ってないの。
仮に昔たばこを吸っていたとしても、妊娠、出産、子育てとなればそれを機に禁煙する人がほとんど。
我々学習塾がターゲットにする家庭は、間違いなく妊娠出産子育てを経験されています。当たり前だ(笑)。
喫煙者は女性全体の8.7%。学習塾を考える家庭の女性(母親)になるとさらに減りますね。何%になるんでしょうなぁ。
また、明らか女性の方がたばこのニオイに敏感なんですよ。面談で顔を合わせたときに、
とでも思われたら何もしてないのにマイナスです。RPGの毒状態みたい。
そしてさすがに教室の中じゃたばこは吸わないでしょうけど、教室の外で吸っていたとしましょうか。
子どもを預ける教室、勉強をする教室の前でたばこをすぱすぱ…やっぱだめですわ。
職員室や病院でたばこが吸えた時代があったなんて信じられませんよね。今そんなことしたら大炎上です。最近の喫煙者に対しての風当たりはかなり強いものがあります。
大人なら表面上はいいますよ、たばこは個人の自由だって。あまり過激な発言はしませんよ。世間体もあるし。
でも、言葉にはしなくても内心はたばこに対してマイナスの感情しか持っていません。選ばれる側の学習塾として、それはどうなんでしょうね。
いくら嗜好品とはいえ、学習塾を経営するならたばこは吸うだけ損。もし吸っているのであれば、なんとかして禁煙してください。開業はそれから。
お酒はクローズ空間で。
お酒も好き嫌いがありますね。私は今はあまりお酒は飲みません。付き合いでちょっと飲むくらい。
お酒に関して言えば、法事などの親族間や自宅で飲む分にはかまわないと思います。
お酒の問題はその辺の居酒屋で飲むときです。
お酒を飲むと気持ちがおおらかになります。その人本来のモラルが出るといいますか。
うかつなことを口走って、それが誰かの耳に入ったらえらいことになります。学習塾の仕事の愚痴なんて話していた日にはもう最悪。
意外と保護者が居酒屋にいる可能性って高いんです。特にお父さん。
保護者がいることがわかっているなら、こちらもボリュームを下げるなど対処はできますよ。
しかし、優しい保護者の方々は塾の先生のプライベートな時間を邪魔してはいけないとお酒の席ではあえて声をかけなかったりします。よかれと思ってね。みんな優しいなぁ。
授業ではなく居酒屋なので、周りは誰も私の話なんて聞いちゃいないでしょうが…そうとも限らないかもしれなくはないかもしれない。
現在私は個室の居酒屋でしか飲み会しません。
保護者でなくても、“○○塾の先生”と知っている人が周りにいるかもしれませんからね。
もちろんお酒の席で高尚な話しかしない人は気にしないでいいです。(そんな人いるのか?私含めた周辺がどうしようもないだけか?)
あ、当たり前ですけど、
べろんべろんに酔っ払ってその辺ふらふら歩くとか酔いつぶれるなんてのは論外ですよ。
生徒に“けじめをつけろ”とか“人に迷惑をかけるな”とかいう立場なんですからね。みっともない真似はしないように(自戒)。
教育者のパチンコは心証最悪。
ギャンブルはなしです。代表格はパチンコでしょうか。
私はパチンコをしたことがないので詳しいことはわかりませんが、あれって結局胴元が勝つように設定しているんですよね?
一部の人は勝てるかもしれませんが、多くの人は負けるわけです。勝てる人になるには相当の研究が必要。そんな時間合ったら学習塾の研究してください。
で、負ければイライラする。そんな状態で授業に臨めるんでしょうか。不思議とイライラって周りに伝染するんですよ。特に、私達の場合は上に立つ立場の人間ですからね。どんどん生徒もイライラしていきます。
みんなイライラしている塾、すごい空気感の学習塾のできあがりです。
もうね、お金も気力も使うパチンコは精神衛生上よくない。
もし仮にパチンコで負けてもイライラしない聖人君子がいたとしましょうか。
だとしても、パチンコ屋さんから出てきたところを保護者に見られたら…
口に出さずとも、こう保護者は思っています。かつて転塾してきた生徒の保護者が話してくれました。
我々は日が落ちてからの仕事なので、フリータイムは昼間になります。そして、稼いだお金は自由に使っていいのが資本主義(適当)です。
それでも保護者に対する印象というものがあります。子育てや仕事に追われる保護者の方々、今までパチンコが趣味の人にあったことはありません。
例え趣味としても、パチンコは時間の浪費と見なす人は多いです。子どもを育てている家であれば尚更。
そしてこれは一人の父親としての意見ですが、パチンコをしている人間には我が子は関わらせたくない。
“パチンコ=悪か?”という議論ではありません。ただ、子どもに関わる親や学習塾にとってはパチンコは悪でしかないのです。
子ども達にしてみてもそう。現実はどうであれ、子ども達はパチンコは不良のやることと思ってますよ。
パチンコをしている学習塾の先生。
↑このフレーズだけで相当な違和感を感じるでしょ。
学習塾やるなら、パチンコはなしです。
教科書にはっきりダメと書いてある。
たばこ、お酒、パチンコ、これらに共通するものがあります。
それは依存性。やめられない的な。
そのように家庭科や保健体育の教科書に書いてあるんです。小学生も外部講師の授業でそういった話を聞いています。
たばこ吸い続けた人の真っ黒な肺の写真、アルコール依存症の人の例、パチンコに通い続けて身を滅ぼす体験談…。
つまり、子ども達はたばことお酒とパチンコにはろくなイメージをもっていません。それをしている人間に教わりたいと思うかどうかです。
教わりたいと思うわけがない。真面目な子なら近づきたくないとさえ思いますよ。
教科書で習った子ども達からしてみれば、依存性のあるものをやめられていない人と見られますからね。
また、学習塾に子どもを通わせたいと考える家庭の中で、我が子にたばこやお酒、パチンコに興味を持ってもらいたい保護者はまずいません。
仮にも模範となる我々指導者の側がそんなものに触れていたらどうなんでしょう。保護者は預けたいと思いますか?
学校のように唯一無二の替えが効かない存在ならいざ知らず、学習塾なんて他に選択肢はいくらでもあります。選ばれなくなったら誰も来なくなっておしまいなのです。
教育に携わる以上、子どもが近寄りたくない、あるいは近づけさせたくない存在からは距離を置かねばなりません。クリーンなイメージが最重要なのです。
そして、体が資本の個人事業主になるのです。たばことお酒は身体的な、パチンコは精神的な健康を害します。
自分で学習塾を経営しようというのなら、たばこお酒パチンコはタブー。現在嗜んでいるなら、開業前に卒業することを強くおすすめしますよ。