
目次
学習塾の教室にあると便利な備品。
想像してみてください。
あなたが学習塾を開業して経営が軌道に乗ってきました。嬉しいですねぇ。教室にはたくさんの生徒達が出入りします。明日も明後日も。
幸い、私の学習塾でも日々多くの生徒達が教室にきて勉強をしています。かれこれ10年以上になりますから、それはもう色々なアクシデントイベントが発生しました。
そうすると、
あ!これは事前にあった方がいいわ!というものが結構出てきます。
ここでは私の経験談から、前もって用意をしておいた方がよいものを羅列しておきます。
あ、教材系以外の勉強には直接関係ないもの達です。
でも、あったら便利ですよ。人と人だもの、ホスピタリティですよ。そういうさりげない優しさが大事なのです。はい。
コンタクトの使い捨てケース
コンビニとかで売ってます。
↑こんな感じの。
最近では、コンタクトレンズをつける中学生が増えてきています。コンタクトにも色々種類がありますけど、2週間で使い捨てのものを使っている子が多い気がします。
特に花粉の時期など、生徒が目をこすったときにコンタクトレンズがぽろっと取れてしまうことが結構あるんです。
しかし、コンタクトが取れてしまっても豪快な中学生はコンタクトケースなんて持ち歩いていません。2週間使い捨ての1日目とかだったら捨てたらお母さんに怒られます。
そこで使い捨てコンタクトケースの出番というわけ。保存液も使い切りです。
この対応、感動される保護者の方多いです(笑)。
100円で買えるので、いくつかストックしておくといいでしょう。
蚊のいなくなるスプレー
文字通り、蚊がいなくなります。はい。
生徒達が来る前に、プシュっと教室にしておくだけで蚊がいなくなってしまいます。どこにいったんでしょうなぁ(すっとぼけ)。
学習塾の教室は夜でも煌々と明かりがついています。生徒が出入りする一瞬ドアが開いただけで、蚊をはじめとする虫達が突撃してきます。本人達も悲しい光走性です。飛んで火に入る夏の虫。
無用な殺生はしたくないですが、生徒達の集中力に関わりますからね。
蚊取り線香も置いてみたんです。ただ、昔ながらのぐるぐるに火をつけるやつはニオイがすごくて断念。夏のニオイっちゃ夏のニオイですが…衣類にニオイがついちゃうしね。
コード式の蚊取り線香は、コードがだらしないのでやめました。いちいち電源入れたり切ったりが面倒で、お盆休みの間誰もいないのに稼働し続けていたことも(笑)。
なので、蚊のいなくなるスプレーはおすすめです。
ブッククリップ
要は大きいクリップですね。楽器を演奏する人が楽譜を開いたままにするためのもの。
↑こんなの。小さいクリップだと厚めの本を挟むには力不足です。
テキストや教科書を机の上に開いたままにするときに便利です。計算問題をノートにやるときとか、解説を読みながら解くときとかですね。
私の教室では可愛らしいのを何種類かおいてあるので、主に小学生女子が毎回争奪戦を繰り広げています(笑)。
あと、準備の段階でプリント束ねておくのにも使えますよ。
マウスウォッシュ(うがいするやつ)
代表的なので言えばリステリンとかモンダミンとか、それ系です。
言うまでもなく、口臭対策ですよ。はっきりいって超重要です。
当たり前ですけど、生徒達がくる前に歯磨きはしっかりしておいてくださいね。
それでも授業をするとしゃべりまくり。しばらくすると口が渇いてきて“むむっ…”となるんですよ。気のせいならいいんですが…。
ただ、そうすると質問にきた生徒に気合い入れて説明ができません。
そんなときささっと口をゆすげて便利です。歯磨きばかりしているのも変ですからね。
小さい鉛筆削り
小学生は鉛筆をメインに使いますので、大きい鉛筆削りはおいておきましょう。
小さい鉛筆削りとはこんな感じのもの。↓
筆箱とかに入るサイズのものですね。100均にあります。
この小さい鉛筆削りが何に必要かといいますと、コンパスの鉛筆を削るのに役に立つんです。
使い始めた小学生ならまだしも、中学生にもなると百戦錬磨のコンパスになっています。当然コンパスの鉛筆は丸っこくなってます。
そこで鉛筆削りで削り、心機一転とがって楽しいというわけです。
たまに筆箱に入れていてコンパス鉛筆が折れていることもあるので、あるとスマートな対応ができます。
小顔ローラー
小顔ローラー。小顔になるんでしょうか。別に顔がでかいからどうこうではありません。
↑ちなみにこんなのです。なんか銀でできた高いのとかじゃなくて、安いのでいいです。
これぐりぐりやると、表情筋が柔らかくなるんですよ。
我々も人間ですから、イライラや疲れが顔に出てしまうときもあります。生徒来る前に鏡を見てみましょう。
いつも通りのイケメンなら問題ないです。ただ、ちょっと影を背負った感じなら小顔ローラー。顔をほぐしましょう。ウソみたいですけどだいぶ変わりますよ。
また、体験授業や面談で緊張するときにもおすすめですよ。
iPad
そらあれば便利だろうと思うでしょう。iPad。
生徒が使う用以外に、私の手元に1つ置いてあります。
iPadを何に使うかと言うと、画像検索です。
“平城京や平安京の道路は碁盤の目のように規則正しく整備されている”
これをみて、碁盤がぱっと浮かばない生徒もいます。そんなとき、iPadで画像を見せてあげるんです。
小学生が漢字の書き取りをしているときも、
“灯台って見たことある?”
と写真を見せてあげることができるんです。
もちろん他のタブレットでもいいです。何かと便利。
英語の漫画やドラえもんの学習漫画
別にドラえもんでなくてもいいです。漫画でわかる歴史やキャラクターが解説していることわざ本などの、軽めの教材といったところでしょうか。
まだ習っていないことも、こういったものであれば興味を持つ子は結構います。休憩時間などに気軽に手に取ることができれば、自然と知識が増えていきます。
傘、ビニール、タオル
おわかりの通り、雨対策です。
帰りに急に雨が降るときもあるので、貸し出し用の傘を何本か。テキストがびしゃびしゃになっては大変です。たわんじゃって戻らないからね。
いきなり雨が降ってきて、靴下がずぶ濡れになってしまったとき。濡れたままでは冷えてしまうので、脱いでビニールに入れておきなさい。家で洗ってもらいましょう。
なぜか雨が降っていてもチャリで来る生徒はいます主に中学生男子。とりあえず頭と顔拭いておけとタオルを渡せます。
首から下げるライトや懐中電灯
私も10代前半のとき、こう思っていました。
“自転車のライト?つけなくても見えるから大丈夫大丈夫!”
チャリの無灯火は車から見えねぇんだっつーの!!
自転車のライトが壊れてつかないときはライトを貸し出しています。というか、強制的にセッティングします。無灯火は絶対許しません。
ポカリスエットや経口補水液
夏期講習、教室は涼しくても来るまでは地獄です。
水分足りてない様子なら真っ先に飲ませてあげましょう。何かあってからでは救急車沙汰です。
私の学習塾では各自水分を持ってくるようにと伝えてありますが、忘れて干からびる子もたまにいるのでな。
別に冷たくなくてもいいです。水分補給ができれば。
蜂用殺虫剤
蜂に罪はない。だが生徒に不安を与えてもらっちゃ困る。
時期によっては蜂がうろちょろするんです。教室から涼しい風が出ているからでしょうかね。
普通の殺虫剤だとちょっと威力が弱いんです。蜂用の殺虫剤を用意しましょう。凄まじい威力です。
ミツバチならまだしも、スズメバチなんかいたらたまったもんじゃないです。見かけたら即座に切り捨てご免。
予備の筆箱セット
学校の筆箱を塾に持ってくる生徒も一定数います。
そういう生徒はたまに筆箱忘れるんです。まぁわからんでもないですよね。
そんなとき、レンタル用の筆箱セットを用意しておいてあげれば、筆箱を忘れた生徒の悲しい気持ちも和らぐでしょう。
鉛筆と消しゴムと、赤ペンと定規、マーカー1本くらい入れておけば十分です。
消臭剤(据え置きタイプ)
学習塾の教室にはたくさんの生徒が出入りします。
下校後にシャワーを浴びてからくる子もいますけど、時間的な都合から部活からそのままくる子もいます。
特に夏はこう…青春の香りというか。はい。
また学習塾向きのテナントは、玄関とその他スペースに仕切りがないです。つまり、下駄箱と教室が包み隠さず風通しがいい。ほわほわ。
下駄箱付近にもおいて置きましょう。すごいスメルの学習塾なんて噂が立ったらとりあえず敬遠されますよ。
蛍光灯のスペア
トイレットペーパーとかティッシュとかの替えは用意していることが多いと思います。
蛍光灯の替えも用意して置いた方がいいです(経験談)。私は完全に忘れてました。
トイレットペーパーの替えがないとなったらそれはそれで大問題ですけど、明かりがつかなくなった場合、生徒達の集中力に直結してしまうのです。
授業中に買いに行くわけにも行きませんし、そのまま続けるのも暗くなってしまった場所の生徒がかわいそうです。
テナントを借りたときに大家さんに替えてどれくらいか聞いてみるか、古そうな色のものは替えておくといいでしょう。
コルセット
コルセットとは腰を保護するベルトのようなものです。
若いうちはいいんですよ。若いうちは。でも30代後半になってからかな。
ピキッ…
実話です。いや本当に腰やっちゃうと何もできなくなるんですよ。しかもあと2時間で生徒が来はじめるという状況だった。
急いで整骨院の知り合いに電話して指示を仰ぎました(笑)。
軽めのぎっくり腰に限りますが、痛み止め飲んでコルセットつければ座りながら授業くらいはできます。
買い物を人に頼める時間帯とは限らないので、用意しておいた方がよろしいです。コルセット。
無論、本格的なぎっくり腰のときは無理せずおとなしくしていましょう。
滑り止め付き軍手
軍手はあると何かと便利ですよね。
中でも、滑り止めが付いた軍手があるといいです。ちょっと高いですけど、時々洗えば何度も使えます。
いろいろ用途は浮かぶと思いますが、私がおすすめしたいのが、
届いたテキストの検品時に滑り止め付き軍手をする
ことです。
特に年度の変わり目は新しい学年のテキストがどっさり届きます。箱から出して確認(検品)をするのですが…なんせ相手は紙。
紙ですよ紙。経験あるでしょうが、角度や速度によっては人の皮膚なんて容易に切り裂きます。
ぎっちぎちの段ボールからテキスト達を出して、ぱっぱぱっぱ確認をしていると、そのうちはみ出た別冊解答あたりで…
ズバッ…

もちろんあれですよ。血みどろとかの大怪我とかにはなりませんよ?たぶん。なったら病院へ。
でもあの紙で手を切ったときの熱いような痛いような感覚は…大嫌い。通算2回切ってます。特に急いでやるとね。
しかも、新学年のテキストが届くのは冬。空気が乾燥して皮膚も乾いています。防御力低下中です。
紙は、手を狙っている。
同じような犠牲者を減らすために、ここに記す。