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学校のワークはあると便利。でも…
学校では、教科書以外にワーク(問題集)を配布しています。
生徒が家で学習するためのものや、課題として期限内に提出させるためのものですね。
もし用意ができるのであれば、学校で使用しているワークも教室に置いた方がいいでしょう。
テストの点数を上げるためには、学校で使用しているワークをくり返し解かせることも重要になります。特に中学校では、学校から生徒に配布してあるワークからの類似問題が多く出題されます。下手すると同じ問題が出ますよ。
しかし例え同じ問題でも、解けない子がとても多いのが問題なんです…。だからくり返したい。
また、予習を進めた範囲の学校のワークを塾で解かせておけば、家で課題に取り組むときに生徒達の気が楽になります。塾で解いて家で解いてくり返しの演習になって効果的ですよね。
もちろん学校のワークを生徒達に持ってきてもらうこともできます。わからないところは持ってくる子多いですよ。
しかし、学校のワークは直接書き込むスタイルが多い。なまじ早めに課題に取り組んで書き込んでしまってあると、もう一度白紙の状態で解いてもらいたいときにちょっと困るのです。
学習塾の教室に学校のワークが1つでもあれば、それを見せながら他の紙に解いてもらうことができます。
その意味でも、教室にあれば便利です。あればね。あれば。
市販されていない上に、一般人では注文できない。どうしよう。
しかし、あると便利な学校のワークを手に入れようとすると、かなり手間がかかります。というか手に入るかどうか…。
例によって、ほとんどの学校のワークは市販されていません。
しかも教科書とは異なり、学校のワークの多くは学校からの注文しか受け付けない出版会社が販売をしています。我々一般人が問い合わせたとしても、売ることはできないと言われて門前払いです。
その学校の生徒がワークを無くしたときなど、学校の先生を通してはじめて注文を受け付けてくれるのです。…大人の事情でもあるんでしょうかね。
なので実際問題、使用しているワークが市販されているものでなければ、学習塾が手に入れるのはなかなか厳しいといわざるを得ません。
なので、現時点で学校のワークが入手できる可能性のある方法を書いておきます。よろしければ参考にしてください。
根気よくネットショッピングで探す。
Yahoo!ショッピングや楽天市場など、大きいところから順に “○○問題集 ○○出版” と、学校のワークのタイトルや出版社で検索をかけて探していくのです。
がんばって探していると、よくわからないお店(失礼)がなんでか学校のワークを販売してくれていたりします。
まぁ販売してていいのかどうかですけども、この際そんなこと言っていられません。迷わず注文させてもらいましょう。
収穫がないこともあります。でもたまにヒットします。結構ホネが折れますが、まぁやる価値はあると思いますよ。
注文するときは、準拠や年度をしっかり確認してくださいね。
ネットオークションを使う。
ヤフオクやメルカリに、学校のワークが出品されることもあります。
多くは “卒業していらなくなったけど捨てるよりは…” という中古の出品です。先人のがんばりが、ばっちり書き込んであるやつ。まぁ、それでもないよりはましです。安いし。
修正テープとかで消していけば多少なり戦力になるでしょう。
また、極稀に未使用の学校のワークが出品されることもあります。転校生とかでしょうかね。そしたら即買いです。
しかし、需要と供給の関係から仕方ないのかもしれませんが、ネットオークションはかなり割高になることもあります。
ルートを確保すれば転売でうはうはやん。
それでもネットショッピングよりは可能性があるかもしれません。あればラッキーくらいに思っておきましょう。
学校関係者に頼む。
いやたぶんこれ本当はダメだと思いますけど、もし学校関係者に知り合いがいるのであれば、こっそりとお願いするのも手でしょう。
あくまで、こっそり、内緒で、ですよ。
結局のところは。
学習塾が学校のワークをストックしておきたいメインの理由は、そのワークをくり返し解かせたいためです。
これを達成するための現実的な方法としては、“生徒が手をつける前のワークをコピーをしておく” のが一番かもしれません。
そうすれば、何度でも白紙の状態で生徒に学校ワークを解かせることができます。
こちらの手元に問題があることになるので、対策プリントで類似問題も作りやすくなりますね。
注意点として、原本やコピーが手に入ったとしても、その年ごとに生徒達が学校で使っているワークの確認を忘れないようにしてください。
当然、教科書が改訂されれば準拠のワークも改訂されて内容も変わりますし、教科書改訂の年でなくとも、主任の先生の意向で使用するワークが次の学年から変更になることも珍しくありません。
一介の学習塾の力量では、どうしようもないこともあります。
生徒達と協力し合い、お互い助けあっていきたいですね。