ダメなホームページにしないための必須項目。

ホームページ作成にあたり。

0から何かを作り始めるのは、かなり大変な作業ですよね。それはホームページとて例外ではありません。
ホームページの作成自体は業者に依頼するとしても、内容や文章は自分で考える必要があります。

りきち
テンプレでなんとかしてくれる業者もありそうですが、自分で考えましょう。テンプレ心に響かない。
なので、ここではホームページに確実に載せた方がいいという情報を説明していきます。

 

ただその前に、開業予定地周辺に既にある学習塾のホームページを検索してみましょう。「○○市 学習塾」などですね。結構ありますかね?

それぞれをざっと目を通し どのような情報を載せているのか”  “レイアウトはどうか”  “客観的に見た印象はどうか” などを確認してみてください。

例えば、どんな家を作ろうか考えている場合は、様々なモデルハウスや家の実物を目で見て回る方が完成形をイメージしやすいです。

ホームページも同じで、近くの塾や有名な塾のホームページを参考にさせてもらいましょう。あくまで参考です。パクリはだめ。信用にかかわっちゃう。

ホームページに載せる必須項目。

学習塾のホームページに確実に載せたい情報は、

大まかな塾の紹介(指導方針や自塾の強み、対象学年など)

入塾検討に必要な情報(時間割や科目、かかる費用など)

入塾するまでの流れ

講師の紹介

よくあるお問いあわせ

塾までの地図、アクセス

問いあわせ先(電話番号や問いあわせフォーム)

大きく分けてこの7つです。

大まかな塾の紹介(指導方針や自塾の強み、対象学年など)

まず必要になるのが、あなたの学習塾がどのような塾なのか。大まかな塾の紹介です。当たり前っちゃ当たり前ですよね。

りきち
ラーメン屋さんのホームページが 「ラーメン屋です!」 では意味がないです。豚骨か味噌か醤油かを書いてくれないと、お客さんは 「は?」 で終わりです。

“どのような指導方針で授業をしているのか”

集団指導なのか個別指導なのか”

何年生から何年生までが対象なのか”

など、自分の学習塾がどのような塾なのか一目でわかる内容が必要です。

【例1】:○○塾では、生徒それぞれの学習進度に応じた個別指導を行っています。大きな塾ではできない、きめ細やかな指導で、ひとつひとつの問題を確実にできるようにしていきます。生徒講師の距離が近いので、わからないところはすぐに質問できると評判です。小学5年生から中学3年生まで、幅広い学年の子達が日々勉強に取り組んでいます。

【例2】:○○塾では「少人数の授業で学校の予習」したあと、学習室に移動し「徹底的に演習を重ねる」という他の塾にはないハイブリッドな指導方法をとっています。応用問題に取り組みたい子はどんどんハイレベルな問題に取り組むなど、学校の教科書を越えたレベルまで踏み込む指導をしています。対象は中高生です。

りきち
んまぁ、ありきたり(失礼)な書き方すればこんな感じでしょうか。

入塾検討に必要な情報(時間割や科目、かかる費用など)

保護者が学習塾を検討するときに、時間帯金額は必ず検討材料になります。どちらも一覧表などにして、明確にわかりやすくしておきましょう。

こんな感じ。

時間帯はともかく、お金のことで不明瞭な部分があると信用にかかわります

はじめて料金表を見た人がどうとらえるか、友人や家族などに一度確認してもらいましょう。

なまじ自分は頭でわかっていることなので、新しい発見あるかもしれませんよ。

りきち
たまにある “授業料の詳細はお問い合わせください” なんてのはNGです。誰も問いあわせませんし、せっかくのホームページが逆に不信感を与えます。

入塾するまでの流れ

入塾する場合はどのような手順になるのか、フローチャートなどにしておくと親切でしょう。写真なども載せると暖かみが出ますよ。

まずは無料体験授業へどうぞ。体験授業の申し込みやご不明な点などは、お電話やメールでお気軽にお問い合わせください。希望される方には面談も実施しています。
ご都合のよい日に体験授業を受けていただきます。小さな塾ならではの良さを実感してください。体験授業は○回実施しています。こちらからの無理な勧誘はしておりませんので、安心してご検討ください。
入塾を希望される場合は、勉強したい科目や曜日、時間帯を相談していきます。勉強の仕方など、学習相談もお気軽にどうぞ。
いよいよ授業開始です!いっしょにがんばっていきましょう!

一見当たり前のようですが、問い合わせる側からすれば流れがわかっていた方が気持ちが楽になります。予習みたいなものですよ、予習。

講師の紹介

あなた自身の自己紹介です。これまでの簡単なプロフィールや経歴、趣味を書いておきましょう。地元出身の場合は出身高校などもあると親近感がわきますし、進学校であればプラスの情報になります。

りきち
年齢を載せると毎年の更新が大変なので、生まれ年を載せておくといいです。1980年生まれとか。

ホームページに載せる講師紹介は、あなた自身を直接見るより前に保護者や生徒が見ることを忘れないでください。

文章には人それぞれとらえ方があり、受ける印象も異なります。面と向かっての自己紹介とはちがって口頭でのフォローが出来ないので、何人か周りの人に目を通してもらっておきましょう。

よくあるお問い合わせ

いわゆるQ&Aというものです。現時点で保護者の方からされそうな問い合わせを想定し、問答を載せておきましょう。直接聞くのはハードルが高くても、ホームページで疑問が解決できれば家庭で検討する時間が生まれます

入塾テストはありますか?
ありません。現在の学力は問わず、がんばりたいという子を応援します。お気軽にご相談ください。
おとなしい子なので、質問できるか心配です。
手が止まっているときなどは、こちらからも声をかけ丁寧に指導していきます。おとなしめの子も、慣れてくると積極的に質問にきますのでご安心ください。
学習指導のみではなく、進路指導も行ってくれますか?
もちろんです。定期的に面談を実施し、現在の学力に応じた勉強のアドバイスをしていきます。特に受験生は、志望している学校の情報や例年の基準点なども含めた今後の対策を伝えていきます。

 

まだまだ色々ありそうですね。作り出すと面白いですよ。

また、その地域ならではの問い合わせもありえますね。

りきち
定期的に地域の大きなお祭りがあって、そのとき授業はあるのか?とかですか。もっと意外なのがあるかも。

開業してからも多かった問いあわせをどんどんホームページに載せていきましょう。

塾までの地図、アクセス

教室までの地図も忘れないようにしてください。

サイドバーに小さい地図とかじゃなくて、ど~んと大きく載せましょう。重要な情報です。

近くの有名なお店や、目印になりそうな建物もいっしょに載せるとわかりやすいです。駅やバス停などが近くにある場合は “○○線の△△駅で下車徒歩何分” とかね。

りきち
あるいはGoogleの地図を埋め込んでもいいかと。

実際に子ども達が何度も通う道になるため、ホームページを見ている段階で場所のイメージがしやすいように心がける必要があります。

問いあわせの前に実際に学習塾の前まで来てみる保護者、とても多いですよ。

問いあわせ先(電話番号や問いあわせフォーム)

もちろん電話番号はトップページに載せましょう。電話しようとなって番号が見つからないとストレスを与えます。

しかし、学習塾の授業は保護者の仕事が終わった時間から始まります。授業中は電話対応が十分にできないことを書いた上で、メールや問いあわせフォームでも連絡がつくようにしておきたいです。

“○時~○時は授業中のため、電話に出られないことがあります。メールでのお問い合わせも対応していますので、些細なことでもお気軽にご相談ください”

と書いておくと、授業中に電話がなることも少なくなるでしょう。

りきち
授業中、電話をとらなければ鳴り続けますし、かといって授業を中断するのも生徒達の集中力に関わります。
私は塾のホームページを作ってもらったときに、念のためと問いあわせフォームも設置しました。フォームに内容やメールアドレスを記入してもらって、私があとで返信するような。
正直電話での問いあわせがほとんどだろうと思っていたのですが、実際は電話と問いあわせフォームが半々くらいでした。意外と多かったです。
電話とはちがって、問いあわせフォームからの問いあわせならばお互いに都合がいいときにやりとりができます。その意味でもおすすめです。

管理人りきち的まとめ。

ホームページに必ず載せたい情報としてはこれくらいでしょうか。

最低限これら7つを載せておけば、学習塾のホームページとしての体裁は保てます。

これら以外にも、塾の実績や生徒達の声など、その後の必要に応じて掲載してみてください。情報がたくさんあれば、気になる人は入念に読み込んでくれます。

ただし、気をつけたい点がひとつ。

ホームページが与える情報は一方通行ということを忘れないでください。

面と向かってのやりとりと異なり、途中であなたがフォローすることができません。変に誤解されても、問いあわせてくれない限り訂正をすることができないのです。

その誤解が広まったらちょっと嫌だわ。

なので、ホームページができたら必ず何人か親しい人に見てもらってください。自分はAと書いたつもりでも、他の人はBと解釈するかもしれませんから。

何より、ホームページは一回作って終わりというものではありません。あとあと改善点も必ず見えてきます。最初に作ったホームページをベースしてどんどん内容を更新していき、生きたホームページを作っていきましょう。

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