開業後の生活資金はちょっとでいい。

当面の生活費ェ…。

学習塾を開業した後も、衣食住の費用は必要です。飲まず食わず住まず着ずでは、授業どころではありません。せめて着て。
学習塾を新しく開業するというと、みんな事業資金に目が行きがちです。私もそうでしたから、気持ちは大いにわかります。
でも、開業した後の生活をどうしましょうか。はっきりいって、学習塾を開業直後からしばらくは赤字が続きますよ。

誰かの地盤を引き継いだとかならともかく、いきなり黒字で開業出来たとしたらそれはそれで怖いです。調子に乗るわ私なら。

りきち
下積み経験なく冠番組持っちゃった新人芸人の感じになりそう。…古い人間の考え方ですけども。

その後、がんばりが実ってある月に収支が黒字に転換したとしましょう。

しかぁし、黒字に転換したとしても、生活が出来る収入を得るにはまだ時間が必要になるのです

具体的にいいますと、

10月は固定費などの支出が20万、生徒からの月謝の合計が18万だった

11月は固定費などの支出が20万、生徒からの月謝の合計が21万になった

数字だけ見れば10月の赤字から11月は黒字に転換しています。嬉しいですね。で、いくらの黒字かな?…1万円です。

りきち
学習塾で初めて稼いだお金。非常に感慨深い1万円です。これ本当に嬉しいですよ。

で?っていう。

いや、もちろん1万円は大金ですよ。大金ですけど、生活するとなるとどうなんでしょう。プロならいけるのかな?まぁ、普通は無理でしょ。

赤字から黒字になった。まずは第一歩です。

そこから、次に生活できるまでの収入にもっていくステップがあるのです。

生徒がいないときの生活費だけではなく、生徒が集まり始めてからも生活費どうしよう問題があるのです。ぢっと手を見る。

生活費なんざ、ちょっとあればいい。

最初に結論を言っておきます。

当面の生活費は用意しすぎない方がいいです。ちょっとあればいい。

なぜって?“必死さ”がなくなるからですよ。

私も開業する際、色々調べてみたんです。会社辞めて学習塾を開業してからの生活どうしようかって。

『とりあえず、3年分くらいの生活費は用意しておきたい。』

とか、結構な割合でこんな感じのことが書いてありました。

何を根拠に3年なんだ?と毎回思っていました。

3年間学習塾が赤字でも大丈夫な生活費って、相当ですよね?

つまりは無収入で3年過ごせるだけの生活費ってことでしょ?

一体それだけ貯めるのにどれだけの期間がかかるのか。若き日の私では、1年2年じゃ貯まらないです。

仮に3年分生活できる貯金があって開業したとなれば、私だったら、

りきち
これで3年は大丈夫だわ。余裕余裕。

とか考えます。2年半くらい経ってやばいよやばいよとなる。あとの祭り。

しっかり休んで適度に稼ぐとか言っている私も、開業直後はがむしゃらに働きました。それこそ土日も休み無しです。結構しんどかった。がむしゃら期と名付けよう。

その“必死さ”があって、現在の学習塾生活があるのだと自負しています。そのがむしゃら期を脱するために、どうしたらいいか全力で考えるのです。楽するための努力。人間の本質です。

りきち
もちろん今も手は抜いてませんよ。

私はとりあえず何かあった場合の30万だけ開業後の生活費として用意して、日々の生活費は土日の家庭教師のアルバイトで稼いでいました。

土日であれば日中からの需要もあるので、そこそこの稼ぎになるのです。もちろん、学習塾の商圏から離れた子達ですよ。家庭教師会社にも筋は通さないとね。

住居は実家に住めたので、それで何とかなりました。家賃こそかからないものの、生活費は全て自分で出すと家族に明言。

りきち
大学卒業した社会人が、何を当たり前のことをほざいてたのか。

結果、平日学習塾で土日が家庭教師。んまぁきつかったです。

どうしたらもっと生徒が来るか…と日々考えて全力で試行錯誤していました。早く土日の休みを確保したい一心です。家庭教師で教えていた子達には悪いですけどもね。

そのおかげで、幸運にも開業1年ちょいでギリッギリ生活できるくらいの収支になりました。正直生活資金に余裕があったら、そこまでがむしゃらになれず、収益をあげるのにもっと時間がかかっていたでしょう。

土日が休みになったあとも、大変だった時期に培ったノウハウが大いに役に立ちました。必死に日々過ごすうちに、レベルがあがっていたのです。

おそらく3年分の生活費を用意しなさいというのは、開業後の3年間は修行の時期だと思ってがんばりなさいという意味なのでしょう。

休みながら生活できる余裕があったとしても、必死にがんばれる人はいます。ただ、3年分の生活費を貯めるのには時間がかかりすぎる。

りきち
開業資金と生活資金で、国産車2~3台現金で買えるんじゃないですかね。

まぁこれはあくまで私の感覚なので、それくらいの金額は楽勝と言う人もいるかもしれません。

しかし、もし資金を用意するのが難しい場合は、ある程度で見切りをつけて自分を追い込むのも方法の一つだと思います。

必死になると、授業も集客も俄然真剣に考えるようになります。

管理人りきち的まとめ。

とにかく開業後はがむしゃらに仕事をする必要があります。

私はかつて学習塾に勤めてました。そこには書類のテンプレートがあり、マニュアルがあり、チラシも本部が勝手にまいてくれていました。定期的な研修もあり、困ったら上司に相談もできた。

学習塾に勤めていた経験があったとしても、あくまでそれは会社の保護下。私は業務の一部を担っていただけで、他の人が色々やってくれていたわけです。

つまり結局、0から学習塾を作り上げる経験はないに等しかった。

全てを1人でやるようになって、毎日毎日が決断の連続です。今まで大きな船の一端で仕事をしていたのが、自分しか乗っていないイカダで舵取りをするわけですから。

チラシをどうする?いつまく?どこにまく?デザインは?印刷の発注は?折り込みの依頼は?予算は?

とにかく自分で全てを決めるのです。全責任は決めたあなたが負う。しかし、そんなもたもた決めてられませんよ。決断のスピードが遅ければ、どんどん周りに追い抜かれていきます。

りきち
私は自分で決めるのが好きでしたが、正直最初はびびってました。

 

決断後、もしその決断が間違っていたら改善と修正をしなければなりません。そして次の決断。

これは一朝一夕にできることではありません。どうしても場数を踏む必要があります。

そのためには開業後はがむしゃらに働く必要がある。そのがむしゃら期に、1人で舵取りをする経験値を得ていくのです。

りきち
いつまでの平日学習塾で土日家庭教師の生活はきつい。どうしたらいいか…。

当時、我ながらすごい勢いで試行錯誤していました。それはハングリー精神のおかげだと思います。

背水の陣で事に臨む。生活費はそこまで用意しなくていいというのは、そのため。私個人の考えですけどね。

ただ、生活費を節約して健康を害することはNGです。絶対に避けてください。健康でなければ仕事にならず、収入が途絶えて本末転倒になります。

特に食べるものはしっかり食べなさい(老婆心)。

学習塾を開業した初年度は休みなしです。最初は文字通り体力勝負になります。

頻繁に体調を崩して仕事を休んでいては、信用も失ってしまいます。個人事業主となる以上、体が第一の資本ということを肝に銘じてください。仕事ができるのはあなたのみなのです。誰も代わりはいませんよ。

りきち
我慢することと必死に働くことは全然ちがいますからね。

 

いつ収支が黒字に転換するかなんて誰にもわかりません。いつになるかわからない期間分の生活費を用意するよりは、早めに飛び込んで経営者としての経験を積み、どうやったら学習塾で生活費を稼げるか考えることの方が大切です。

いつまでも黒字にならなかったら生活どうしよう?何を言うか。

どうやったら黒字になるか毎日死ぬ気で考えればいいの。

失敗するために開業するんじゃない、成功するために開業するんですからね。

気合い入れて、がんばりましょう!

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